理事長 逢坂隆子

NPO法人HEALTH SUPPORT HINATA
設立代表者 逢坂 隆子

趣旨

・当法人が活動地域とする予定の西成区・浪速区においては、日雇労働や野宿の経験を有する男性単身高齢者が多く居住している。居住者たちの高齢化傾向が著しく、健康不安や障害を抱えるものが多く見受けられ、看護や介護、医療など健康支援の必要性を感じている。

・看護職が中心的な会員となったNPO法人を設立し、訪問看護や、健康づくり(健康相談、保健指導等)の事業を行うことにより、地域住民の健康保持に寄与する。

・介護保険法、障害者自立支援法その他の医療保険法に基づく訪問看護事業、高齢単身者に対する健康相談、見守り支援事業、コミュニケーションを図るためのふれあい居場所づくり等をおこなう。 ・我々が設立しようとしている訪問看護をはじめとする居宅サービス事業は、単なる営利目的の福祉産業への参入ではなく、透明性のある運営が求められ多くの人々の参加、協力を得られるためにこの特定非営利活動法人であることが望ましいと考えた。

申請に至るまでの経過

・NPO HEALTH SUPPORT OSAKAが実施主体となっている「あいりん地域において社会福祉医療機構による社会福祉振興助成事業」の事業に協力している看護職が、前記NPOと協働関係を保ちつつ、独立したNPO法人を設立する予定である。

・現在はNPO HEALTH SUPPORT OSAKAが実施する社会福祉振興助成事業として、介護保険等を利用していない居住者たちへの見守り支援に協力している。見守りを続けていく中、この地域においては、①継続的な見守り支援が必要である(社会福祉振興助成事業は、単年度予算であり継続性のあるものではない)、②居住者の健康意識を高め、健康寿命を延ばすための支援が必要である ③看護を必要とする居住者が多く、さらなる高齢化とともにその必要性が一層高まると予想される。以上のことから継続的な見守り支援や健康づくり、看護をおこなっていくための方策を、昨年暮れごろより話し合ううち、訪問看護事業の必要性を認識し、事業実施の主体となるNPO法人設立のため、第一回目の会議を平成24年2月に開催した。以後3回の会議を重ねNPO法人HEALTH SUPPORT HINATAの設立認証申請をするに至った。